2002年07月26日(当時53歳)
国道142号線から見た浅間山は白く噴煙を吐いている。
登山口のある ”車坂峠”からの大展望。 ここからの景色だけでも充分な
気がするが ”車坂山”が邪魔をして、ここからは浅間山は見えていない。
”車坂峠”で標高は1,973mあり、まだ朝早いせいもあり真夏とは思えない程の涼しさであった。
”俺が登った富士山! ” 相棒は昨年、5時間掛けて
”富士山”に登っている。
上空の黒い点々は群れ飛ぶアキアカネ。
”赤ゾレの頭”から見た浅間山全景は圧倒される迫力を持つ、この後、左の外輪山沿いに登る。
ここから少し歩けば所要1時間半で ”黒斑山”(2、404m)に着く。
どっしりとした ”浅間山”を見るとはっきりと踏み跡が見えている。
立入禁止ではあるが本家本物の浅間山を登頂出来ないのは悔しい。
後日、改めて浅間山にトライしてみたい。
雑感
富士山がそうであるように、目的の山に登るより外から山を見る方が山の美しさがよく判る例がこの浅間山と感じた。
浅間山には登山禁止とは言うものの外輪山に登っただけでは消化不良であり、いつかは浅間山に登りたいものだ。 下山後は浅間山の北側にある草津白根山に車を走らせ、本日、二つ目の山とする。
長野県小諸市大字菱平
浅間山は活火山であり有毒ガスが流れる可能性から現在は入山禁止となっており、
日本百名山のガイドブックでは外輪山の黒斑山を登ることで浅間山登頂としていた。
標高差:431m
前日の移動
1日で楽な山を楽な道から三山登った(歩いた)後は長門町の旅館で一泊した。
'02年度の日本百名山遠征
”車坂峠”からの景観が抜群で富士山、八ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳の山々が望める。 8時47分 ”車坂峠”から登り始める。
黒斑山へのコースは3つあるが無難に表コースから登り始める。”車坂山”を登り、一旦下ると、樹林帯とガレキ帯とを繰り返す
見晴らしの良い道となる。 外輪山沿いに歩き ”トーミの頭”に
出ると目の前に ”浅間山”の大展望がが広がる。 迫力満点の山容であった。
車坂峠にあった観光地図。ここにはロッジが建っており
先にはスキー場もある。(クリックで拡大します)
1時間30分で ”黒斑山”(2、404m)着く。
外輪山の登山道は更に続いているが、今回はここで引き返す。
下山は中コースを選ぶが、中コースは終始、樹林帯で展望が利かず、楽な道ではあるがまったく面白い道ではなかった。
期待したカモシカにも遭遇出来ず、2時間47分にて黒斑山を終える。
『日本百名山』 '02年当時、噴火の恐れがあるので浅間山への登山は禁止であった。
あさまやま
深田久弥著の「日本百名山」から
日本中部の山に登る人は、それがどこの山であろうと、そこから浅間山を見逃すことはないだろう。 その孤立した大きな山容と、まるで自己の標識のような煙をあげているので、すぐに見当てることができる。
(略)浅間ほど、どこからでも見える山はない。
遠く北アルプス、南アルプスを見えているのだろうが、
遠景過ぎて山名までは同定出来なかった。
2023年11月13日改定